目次
商品、作品解説
材料
鹿の角のハンドル材
注文頂いた御客様は、地方にお住まいの方で、ウェブサイトを通じて依頼がありました。材料の選択に何回も送って実際に持っていただき判断していただきます。特徴は手元のハンドル材が鹿角(エゾジカ)角の中心部がどうしても空洞(骨髄があるため)で、象牙を半円に削って仕上げフタをしています。
銀細工のネック材
角の表面に小さなツブツブがあり、手持ち馴れが良く、握りやすいと言われます。角との接続部分は純銀無垢のネック材を使用、裾部分にパピルスの葉の連結模様とイニシャルが彫られています。
希少な木材を使用
本体ステッキ棒は指物業界垂涎の「伊豆七島御蔵島産金桑」しかも玉杢材を贅沢に使用しています。
御蔵桑(みくらぐわ)の詳細については、以下のページでご紹介しています。
”意匠”と”使いやすさ”を追及
仕上がりは拭き漆、石突き部部に象牙を用いています。
当初デザイン上ではネック下と象牙上部石突き部分に銀細工で桑の葉をモチーフしたものを入れる予定でしたが、持ち手の重量の関係もあり取りやめました。しばらく御使用いただき、改めて銀細工を施すことも可能です。納めた御客様よりお褒めの言葉をいただきました。
鹿角(かづの)について
日本にはエゾジカも含めて6種の鹿が生息していて世界では30種類を数えます。今回使用した角はエゾジカ4才物の角の良い部分から製作しています。エゾジカと本州鹿どちらの角がステッキに適しているかは、現代の根付師の方に聞いても、職人により意見はさまざまです。ひとつ言えるのは袋角(ふくろづの)から1年後4月~初夏に落ち角になります。
落ち角とは、角の中心部に骨髄部分の空洞化がどうしても落ちる前から進みます。そうすると5~6才の立派な角を持つ鹿、空洞化があまり進まない生きている鹿から得なければならず、ハンターに頼むしかありません。
価格
オーダー価格デザイン含む本40万円~70万円の価格帯の作品です(販売済)。本銀(925)の総重量と角の適寸法取りにより価格は変動します。
T字型鹿角(かづの)ステッキのご紹介は以上です。続いて鳥頭のステッキをご紹介いたします。
ステッキ専門店ラカッポは、お客様のご要望をお伺いさせていただきながらフルオーダーメイドでステッキを製作、販売させていただいております。
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オーダーメイドステッキ作品集
オーダーメイドステッキ商品情報
ラカッポのオーダーメイドステッキは、お客様のご希望やご要望にもとづいた完全オーダーメイドに対応しております。世界中から選りすぐった貴重材にて仕上げたハンドル・グリップ、支柱・棒、石突、装飾品などあらゆるラインナップを揃えております。
ステッキ専門店【ラカッポ】について
ラカッポは、おしゃれなステッキ製作を手がけ国内外のお客様からご好評を得ている東京新木場のステッキ専門店です。株式会社山安によってプロデュースされています。ステッキのあらゆるオリジナルデザイン、意匠(銀細工・象牙彫刻・宝飾)に到るまでオーダーメイドによる製作を承ります。アンティークステッキ、思い出のステッキの手直しについても修理を承っております。
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