20年ぶりに蔵出しされたコルディア材の最高杢

写真①:20年ぶりに蔵出しされたコルディア材の最高杢

この材は中南米(メキシコ南部)からベリーズ・ガテマラまでの比較的狭い地域に生育しています。それなのにシャム柿(タイ国産)と呼ばれているのはおかしな話しです。この話しはシャム柿その1のページで説明しているので以下より参照して下さい。

シャム柿(コルディア、カルナッテ)その1

シャム柿(コルディア、メキシカン・ローズ)その2

ラカッポではこの材をコルディア・メキシカンローズウッドと呼びます。写真①の材は、直径60cm内外のコルディアとしては、太い材から得られた材で、20年ぶりに蔵出しされた材です。日本に入荷した材の中でもAクラスの杢目柄です。今から40~50年前は、日本産の黒柿床柱の代替品として多く用いられましたが、今は産出国では小径木しか残っていない状況です。まだまだ有ると思っていた事が裏目に出て、気が付けば”夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡”の感です。欧米では早くから少ない備積量を見込み家具用ツキ板として小径木の活用をして来ました。ステッキの世界でも特異な杢目立に注目し、中南米産ココボロと共にメキシカン・ローズウッドとして売り出して来ました。無垢(むく)材の供給が無い今日、益々コルディアの希少性が増しています。

原木より取材された大曲りステッキとセパレート型のシャフト材

写真②:原木より取材された大曲りステッキとセパレート型のシャフト材

原木より取材された大曲りステッキとセパレート型のシャフト材

写真③:原木より取材された大曲りステッキとセパレート型のシャフト材

コルディア材は非常に硬く粘りもあります。大曲りステッキ製品は、突いた時、反発力も有り、持ち手の手の掌の当りも最高です。このクラスの杢目は、波状の濃淡の黒と緑の縞が綾りなし”深緑の魔境”と表現する人も居るくらい人気品です。仕上り面も材に油分も有り、木地でも塗装でも深い光沢があります。

白太にも波状の霞状の杢目が有る

写真④:白太にも波状の霞状の杢目が有る

白太にも波状の霞状の杢目が有り良い淡いアクセントになっています。

”緑の魔境”の杢目柄

写真⑤:”緑の魔境”の杢目柄

”緑の魔境”の杢目柄を拡大して見て下さい。早くから欧米人がココボロと共にステッキ・家具・ナイフの柄に至るまで、その美に目を付けていたのが分かります。

シャム柿その2のご紹介は以上です。続いてジャラ(ユーカリの根瘤)をご紹介いたします。

木族の会(樹種辞典)

ステッキの材料となる様々な貴重な樹種についてご説明いたします。

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ラカッポは、おしゃれなステッキ製作を手がけ国内外のお客様からご好評を得ている東京新木場のステッキ専門店です。(有)東京数寄屋倶楽部によってプロデュースされています。ステッキのあらゆるオリジナルデザイン、意匠(銀細工・象牙彫刻・宝飾)に到るまでオーダーメイドによる製作を承ります。アンティークステッキ、思い出のステッキの手直しについても修理を承っております。

会社概要

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