モラド(ボリビア・ローズウッド)は、マメ科、学名:マチヤ・エリウム・スクレオクション、別名:ボリビア・ローズウッド、パープルウッド、サントス・ローズウッド、モンテリロ・ローズウッド、パウフェロ・カヴィナ等です。産地はブラジル・ボリビア・コロンビア・南米北部(ベネズエラ・ガイアナ・ギアナ・スリナム)です。樹木は、産地・地域によりますが、樹高18m~25m、径70cm~80cmが平均アベレージです。根部分にパドレス(板根・ばんこん)があります。

モラド(ボリビア・ローズウッド)について

モラドのマメ科は、この地域だけで、20種有ると言われています。(エリウム属)マメ科の代表、ブラジリアン・ローズウッド(ダルベルギア属)とは異なります。マメ科の樹木は、4~5属有り、世界では何と700種有ると言われています。

美しい縞を有したモラド材

写真①:美しい縞を有したモラド材

柾挽材のモラド

写真②:柾挽材のモラド

材面・色彩

製材時、全体に淡い小豆色・紫色をしている為、別名パープル・ウッドとして呼び名が起因しています。乾燥・経年変化しますと、赤色・赤褐色・茶褐色のベースに、濃い茶や黒目縞が現れ、美しく織り込まれた布地を見る様です。材はインドローズより重く、硬さは中硬で加工後は美しい光沢もあります。

ステッキとしてのモラド(ボリビア・ローズウッド)

ハンドルでも大曲品でも製作するには良材で、しかもブラジリアン・ローズウッドと見間違える程の色彩があるので、一度大曲り品を試みたいと思います。

モラド材

写真③:No①、No②はモラド材、No③はブラジリアン・ローズウッド材

モラド材

写真④:No①ブラジリアン・ローズウッド、No②モラド材

写真③のNo①、No②はモラド材、No③はブラジリアン・ローズウッド材です。写真④のNo①はブラジリアン・ローズウッド、No②はモラド材です。材を比較しますと、ブラジリアンローズと見間違う程で代替品として多くの木工家に使われているのが良く分かります。

現在ワシントン条約で、ブラジリアン・ローズウッドは、輸出入が禁じられており、モラド材が一番注目されている材でもあります。

ローズウッドの種類と分類

ローズウッドの種類と分類については、以下のページでご紹介しています。
ローズウッドについて

モラド(ボリビア・ローズウッド)のご紹介は以上です。続いてモアビをご紹介いたします。

木族の会(樹種辞典)

ステッキの材料となる様々な貴重な樹種についてご説明いたします。

木族の会(樹種辞典)

ステッキ専門店【ラカッポ】について

ラカッポは、おしゃれなステッキ製作を手がけ国内外のお客様からご好評を得ている東京新木場のステッキ専門店です。(有)東京数寄屋倶楽部によってプロデュースされています。ステッキのあらゆるオリジナルデザイン、意匠(銀細工・象牙彫刻・宝飾)に到るまでオーダーメイドによる製作を承ります。アンティークステッキ、思い出のステッキの手直しについても修理を承っております。

会社概要

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コンセプト

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商品情報

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