白柿(しろがき)とは日本産の柿の木の白い部分だけのみで取材した材を言います。方や真黒(まぐろ)柿は、黒の部分のみで一片の白も入らない柿のエボナイトの所のみで取材した材です。

白柿(しろがき)と真黒柿(まぐろがき)

ステッキとしての白柿(しろがき)と真黒柿(まぐろがき)

白柿(しろがき)と真黒柿(まぐろがき)の大曲りステッキ

写真①:白柿(しろがき)と真黒柿(まぐろがき)の大曲りステッキ

写真①「A」はごく一般の柿の黒柿と呼ばれる材です。「B」は柿材の中で白い部分だけで取材した白柿大曲り品です。「C」は柿材の中で、黒のみエボナイトの部分だけで造られる真黒の大曲り品です。

「B」、「C」2本共に制作するのに難易度が一番高く、滅多になかなか取れないマニアックな逸品です。他店では見た事がありません。

柿材の白コブ

柿の木の根元に付くコブ材の割材(黒目を取り除いた)です。黒白の普通の黒柿材では、面白さに欠けます(写真②を拡大して見てください。)。1mm単位の縮緬(ちりめん)杢がいっぱいです。

1mm単位の縮緬(ちりめん)杢がいっぱいに広がる柿材

写真②:1mm単位の縮緬(ちりめん)杢がいっぱいに広がる柿材

柿材の純白部分、白材は白黒材より材質的にあばれ易く、安定さを得るのに多くの仕業を掛けながら、苦労する材です。ラカッポでは、白のままの拭き漆塗りか、少し調色(色付)しての仕上りでも、ハンドル材に向いた素材です。

よくある質問と回答

Q:白柿(しろがき)で面白いエピソードはありますか?
黒柿炉縁

写真③:黒柿炉縁

A:お茶会のお話しです。白材だけで作った炉縁を用いたお茶会を開いた事があります。会記に書かれている道具箱の中に、炉縁・・・黒柿(くろかき)と書かれているので、連客一同、写真③の黒柿炉縁が出てくると認識していました。入席して炉を拝見すると、そこには真っ白な炉縁!!連客同士顔色を伺う!!白柿の由来を説明する亭主、黒柿を白柿と言うトンチの面白さ、亭主客の顔色を見るのも茶味で亭主のもてなしの醍醐味でもあります。

純白柿・真黒(まぐろ)柿、共に両雄です。

白柿(しろがき)と真黒柿(まぐろがき)のご紹介は以上です。続いて神代(じんだい)をご紹介いたします。

木族の会(樹種辞典)

ステッキの材料となる様々な貴重な樹種についてご説明いたします。

木族の会(樹種辞典)