カマティロ・カマテージョは、マメ科です。産地は中南米北部~メキシコ南部。別名、ボアド・ローズウッド、メキシカン・キングウッドです。ボア・ボアドは、仏語で林森を意味する言葉ですが、私の心を奪ったと言う意味もあるそうです。

カマティロ・カマテージョ

写真①:カマティロ・カマテージョ

カマティロ・カマテージョについて

メキシコのキングウッドの異名があるくらいで、キングウッドの様なレインボー色ではありませんが、良く似た紫色を主体とした上品で美しい材面です。この材から得られるローズの香りに似た華やかで優しい香りがあります。樹高は15m~20m、径は40cm~60cmの中径木です。

この材は、今から50年近く前の材で、東京・木場の北三商会(現(株)北三)が、メキシコ支店から輸入した材で、当時から材は少量しか無く、日本では床柱挽きにして、名を”パープル”と売り出した材です。材は柱材の16cm角から挽いた物で、経年変化により、色が多少沈んではいますが、縞目はまだはっきりとしています。

カマティロ・カマテージョ

写真②:ブラジル産キングウッドとメキシコ産カマティロの比較

写真②の「A」、「B」はブラジル産キングウッドです。「C」、「D」、「E」は、メキシコ産カマティロです。経年変化はありますが、良く似ていると思います。

材の利用

現在貴重な樹木で、備蓄量も少ない為、銘木・木材市場・流通材としてはまったく出てきません。楽器関係の世界では、この材の人気が先行しているそうです。

ステッキとしてのカマティロ材

どうしてもブラジル産キングウッドがあまりにも有名なので、材は二番手材としてランク落ちに見られる傾向にありますが、キングウッドと見比べても遜色が無く、魅力有る材と思います。現在入手困難材なので、長材が入手したら大曲りステッキ作品に挑戦したいと思います。

※この材の情報が少なく、学術名もわからなく詳細を知っておられる方は、一報頂ければ幸いです。店主

ローズウッドの種類と分類

ローズウッドの種類と分類については、以下のページでご紹介しています。
ローズウッドについて

カマティロ・カマテージョのご紹介は以上です。続いて榧(カヤ)をご紹介いたします。

木族の会(樹種辞典)

ステッキの材料となる様々な貴重な樹種についてご説明いたします。

木族の会(樹種辞典)

ステッキ専門店【ラカッポ】について

ラカッポは、おしゃれなステッキ製作を手がけ国内外のお客様からご好評を得ている東京新木場のステッキ専門店です。(有)東京数寄屋倶楽部によってプロデュースされています。ステッキのあらゆるオリジナルデザイン、意匠(銀細工・象牙彫刻・宝飾)に到るまでオーダーメイドによる製作を承ります。アンティークステッキ、思い出のステッキの手直しについても修理を承っております。

会社概要

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コンセプト

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購入前の知識

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商品情報

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ステッキ専門店ラカッポは、お客様のご要望をお伺いさせていただきながらフルオーダーメイドでステッキを製作、販売させていただいております。ご来店の際は、事前にご来店予約をお願いいたします。また、ご不明な点などございましたらお気軽にお問合せくださいませ。みなさまのご利用、お待ちしておます。