狐(きつね)は日本では馴染みの親しい動物です。江戸時代、広重の浮世絵”王子の狐(大晦日、関東一円各地から王子稲荷神社詣での為集まる。)”が有名です。又”九尾の狐(きゅうびのきつね)”50才で人間に化け・100才で美女に化け・1000才で最高位になると尾が9本になり、神獣となるが有名です。最初はこの”九尾の狐”を彫る案も出ていたのですが、もう少し違った角度で狐を捉え表現しようと題材を変えました。本作品は親狐が2匹の子狐を庇い(かばい)一心に愛情を向けている構図と決定しました。16c頃からイギリス貴族の間では、鹿・兎・猪・狐狩りが有名です。勢子(せこ)の犬達が合図を境に獲物を追い、馬上の貴族がそれを追う形です。そしてこの作品は、本来11月(親狐のみ)から始まるシーズンの前に、経験の浅い貴族の為、9月(子狐が対象)が場面です。親狐は子供を庇い(かばい)、木の丸太の穴に逃げ込ませる動作、心配する表情を細かい毛彫りで表しています。本当はこの親の愛情が真のテーマです。石突きには、自分が狩りの対象では無かった”野兎”を一匹彫っています。本銀リングは、当時から使われている合図に使用する”ラッパ”が彫られていて、物語をまとめています。日本では稲荷の神様、欧米では狩りの対象、お国が違えば考えがまったく違います。しかし、あらゆる動物の親が子を思う愛情姿は、人も含めて万国共通です。
”狐狩り(きつねがり)”の物語・象牙ステッキ
価格
ハンドル本象牙126g・本銀リング(925)30g(喇叭(ラッパ)の図)・ハンドル巾103mm・石突本象牙18g(野兎の図)・本象牙材料厚み35mmからの彫刻・ハンドル彫刻(丸太・親狐・子狐2匹)
シャフトは世界の銘木の極上品を御用意いたします。ラカッポが取り扱う銘木の数々については、木族の会(樹種辞典)にてご確認いただけます。
手縫い牛革ステッキケース・お手入れセット・銀リング内にお名前・イニシャル入りがサービスでセットになっています。
本250万円(税込)
ステッキ専門店ラカッポは、お客様のご要望をお伺いさせていただきながらフルオーダーメイドでステッキを製作、販売させていただいております。
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オーダーメイドステッキ作品集
オーダーメイドステッキ商品情報
ラカッポのオーダーメイドステッキは、お客様のご希望やご要望にもとづいた完全オーダーメイドに対応しております。世界中から選りすぐった貴重材にて仕上げたハンドル・グリップ、支柱・棒、石突、装飾品などあらゆるラインナップを揃えております。
ステッキ専門店【ラカッポ】について
ラカッポは、おしゃれなステッキ製作を手がけ国内外のお客様からご好評を得ている東京新木場のステッキ専門店です。株式会社山安によってプロデュースされています。ステッキのあらゆるオリジナルデザイン、意匠(銀細工・象牙彫刻・宝飾)に到るまでオーダーメイドによる製作を承ります。アンティークステッキ、思い出のステッキの手直しについても修理を承っております。
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