オーダーを頂いた御客様は、まだ30代初めの若い世代です。当社の”杖の物語”では、30代は”ステッキを持つ準備期”に当たる年齢になります。初めて来られた時、黒のオシャレな帽子を被ってのご来店、東京は新宿にお住まいで、お仕事はIT関係のプログラム開発に携わる方で、ステッキに興味を持っているとの事でございました。1回目のご来店時には、ステッキの種類・いろいろなタイプのステッキ部品に至るまでを一通り時間を掛けてご説明させていただきました。1回目は好みの材を何点かの組み合わせに絞り込み、2回目の再来店時にご決定いただく運びとなりました。2回に分けたのは、品数が有るので、初めての方は迷われるのが当然です。又、ステッキは室内照明で見るのと、屋外の日差しの中で見るのとは大きく差異が生じます。何度も店の内外を往復されて決まったのが本作品です。
写真①：完成納品したステッキ
写真②：完成納品したステッキ
目次
セパレートタイプ、アフリカンローズと花梨のコンビネーションステッキ
ハンドルはアフリカンローズウッド（在庫の中でも杢目の面白さが有る材）です。この材は現在絶滅危惧種の動植物の中でも附属書Ⅱに格付けされた貴重な材です。拭き漆仕上がりとなっています。中環リングは、本銀（925）トライバル唐草柄（繁栄・長寿）。ネームプレートは、本銀（925）イニシャル刻彫。ストラップは、正絹市松組ひもです。
写真③：このステッキは正に手元で”杢目”を楽しんで頂く為の材です。
シャフトは、タイ産本花梨（縮緬杢・ちりめんもく）・硬式ウレタン仕上がり。石突きは、本銀（925）弾丸型（魔除け）と本象牙です。
写真④：本花梨材のめずらしい”チリメン”杢目
ステッキケースは、ゴム先を付けませんので滑りの良い牛革製品です。
写真⑤：ステッキ石突部分
石突きは、写真の様に自身の気分・服装に合わせたTPOによって、ネジにより取り換えが出来る仕様です。後々オランダ水牛や彫刻入りの象牙の入れ換えにも対応出来ます。
御客様は通勤に始まり、いろいろなビジネス場面に御使いになるそうで、ステッキが持つ魅力を最大限に生かしたいと言われていました。
ステッキ専門店ラカッポは、お客様のご要望をお伺いさせていただきながらフルオーダーメイドでステッキを製作、販売させていただいております。
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オーダーメイドステッキ作品集
オーダーメイドステッキ商品情報
ラカッポのオーダーメイドステッキは、お客様のご希望やご要望にもとづいた完全オーダーメイドに対応しております。世界中から選りすぐった貴重材にて仕上げたハンドル・グリップ、支柱・棒、石突、装飾品などあらゆるラインナップを揃えております。
ステッキ専門店【ラカッポ】について
ラカッポは、おしゃれなステッキ製作を手がけ国内外のお客様からご好評を得ている東京新木場のステッキ専門店です。（有）東京数寄屋倶楽部によってプロデュースされています。ステッキのあらゆるオリジナルデザイン、意匠（銀細工・象牙彫刻・宝飾）に到るまでオーダーメイドによる製作を承ります。アンティークステッキ、思い出のステッキの手直しについても修理を承っております。
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