ソト(ケプラチョソト)

ソト(ケプラチョソト)

南米ではウルシ科の樹木は、ソトを含み4種類(エスパベル・オレイ・ケプラチョコロラド・ソト)しかありません。ケプラチョとは、スペイン現地語で手斧壊しの異名を持ちます。このソト材もケプラチョの名が付きますが中硬材です。南米ボリビア・アルゼンチンに生育していて、樹高は10m前後・直径は30~40cm止まりの權木(かんぼく)といった感があります。現在、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト絶滅危惧類に登録されています。

ソト(ケプラチョソト)について

ソト(ケプラチョソト)の貴重な材

写真①:ソト(ケプラチョソト)の貴重な材

この材の実穀は非常に硬く、今の気候下では自然状態での発芽は無いと言われています。この両国に生えていた時代、本来は粘土質で充分湿った土壌を好む樹木ですが、伐採が永く続き森林の多くが破壊された起因と、チリ杉(アレルセ)と同じく気候の変化、ステップ化が絶滅危惧類となった大きな原因とも言われています。又現地の人々が煮炊きの薪として採集していたのも要因です。

ソト(ケプラチョソト)の貴重な材

写真②:ソト(ケプラチョソト)の貴重な材

ソト(ケプラチョソト)の貴重な材

写真③:ソト(ケプラチョソト)の貴重な材

写真の様にウルシ科の樹種特有の赤黒さの細かい帯目を持ち、特に皮(外皮)に近い所では、写真のように小豆杢を持った物もあります。一見すると東南アジア産の本花梨とよく似た感はありますが、赤手の色調に深みがあります。

この材はたまたま入手した貴重な材なので、ステッキシャフトやハンドル材に大切に加工しようと思います。

ソト(ケプラチョソト)のご紹介は以上です。続いてソロモン黒檀(こくたん)をご紹介いたします。

木族の会(樹種辞典)

ステッキの材料となる様々な貴重な樹種についてご説明いたします。

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会社概要

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