この材の別名は、バイオレッドウッド・アメランス・パウロッショなどの呼び名が有ります。南米の北部を中心に、主にブラジル・ギアナ・コロンビア・中南米メキシコまで分布していて、約20種を数えます。その多くは、樹高30~40m、直径1m近い大型の樹木です。伐採、製材時は、くすんだ褐色をしていますが、外気、特に日光を浴びると急速に材面が明るい紫色に変化します。材には味や香りはありません。

パープルハートについて

パープルハートの材

写真①:パープルハートの材

この美しい紫は、長時間紫外線を浴び続けると褐色に経年変化する欠点・特性があります。しかし材は紫色の鮮やかな色調を持っているので、その装飾効果の為、ビリアードのキュー、家具の象嵌(ぞうがん)や木工旋盤を用いた細工物にも利用されます。

パープルハートの材

写真②:パープルハートの材

この材とよく似た名前にパープルウッド(モラド)がマメ科の植物にあり、別名サントス・ローズウッド・ボリビアンローズ等の商業名で呼ばれています。

ステッキとしてのパープルハート

大曲りステッキには強度の熱や蒸気を当てる為、熱の色彩変化が早く起きてしまいます。その為、パープルハートは、大曲りステッキの材としては不向きです。セパレートタイプのシャフト・ハンドル利用は紫色の美しい色を生かす事が出来ますが、経年変化の事も有り、U・V塗装が必要とされます。

木材市場に並ぶパープルハートの原木(げんぼく)

写真③:木材市場に並ぶパープルハートの原木(げんぼく)

原木(げんぼく)切断時より、しばらく外気に当たると美しい紫色に変化します。

よくある質問と回答

Q:パープルハートで他の利用はありますか?

A:アマゾンの原住民は、この大木の板根(ばんこん)から、耐久性や弾力性を生かし、1本削りの弓を作ると言います。西欧・アメリカでも1本物の弓材(ユウ・ランスウッド・オレンヂ)が使われ、その後弓の集成品として、コーネル(ミズキ)・トネリコ・アップル(野生リンゴ)・スネークウッドなども材料として使われ、その中にパープルハート(アメランス)が使われます。

パープルハートのご紹介は以上です。続いてパロサントをご紹介いたします。

木族の会(樹種辞典)

ステッキの材料となる様々な貴重な樹種についてご説明いたします。

木族の会(樹種辞典)

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ラカッポは、おしゃれなステッキ製作を手がけ国内外のお客様からご好評を得ている東京新木場のステッキ専門店です。(有)東京数寄屋倶楽部によってプロデュースされています。ステッキのあらゆるオリジナルデザイン、意匠(銀細工・象牙彫刻・宝飾)に到るまでオーダーメイドによる製作を承ります。アンティークステッキ、思い出のステッキの手直しについても修理を承っております。

会社概要

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