もともと西欧より入ったステッキ文化。TPOを紐解くのに、古くから日本には、形・感性・文化の解釈として、真(しん)・行(ぎょう)・草(そう)と言う便利な使い分けの考えがあります。

身近な書・文字では、楷書(かいしょ):真、行書(ぎょうしょ):行、草書(そうしょ):草の3段階での字体の考え方があります。更に格を上げた篆刻(てんこく)・印章に使われる篆書(てんしょ)、隷書(れいしょ)があり、この場合、真の格上なので(真・真:しんしん)となります。

真・行・草には、中間部分があり、区分けは12通りまで分かれます。これを三体九姿(さんたいきゅうし)と呼びます。

着物を例に取ると、以下の通りとなります。

真(しん)
黒留め袖、5ツ紋入りなど
行(ぎょう)
色留め袖、訪問着、付け下げなど
草(そう)
小紋(こもん)、紬(つむぎ)など

華道(花)、茶道、香道を数えたら、切りがありません。

真行草については、全て芸術性の追求を高めるための一つの基本的な考え方であり、その考えの集大成である表現であると言っても過言ではありません。

真行草に、守破離(しゅはり)、見立、様式文化が加わり、異文化を器用に取り込み、あたかも昔からそこにあった様に、千変万化(せんぺんばんか)できる見方文化の源です。

ステッキの形とTPO(時間、場所、場面)をもっと身近な服装もからめて、「真(しん)」、「行(ぎょう)」、「草(そう)」でご紹介いたします。

真行草からみるステッキの選び方

真(しん)

ステッキの選び方「真(しん)」

真(しん)服装で言えば、格も高い装いです。タキシード、燕尾服、モーニングなどは、儀礼的要素が強い服です。

「真(しん)」を確認

行(ぎょう)

ステッキの選び方「行(ぎょう)」

行(ぎょう)服装で言えば、基本的にスーツまたは、上下プラスチョッキにネクタイ。ビジネススーツです。

「行(ぎょう)」を確認

草(そう)

ステッキの選び方「草(そう)」

草(そう)服装でいえば、ジャケット、セーター、ポロシャツなどです。ジーンズでの散歩なども該当します。

「草(そう)」を確認

ステッキの”王道”大曲りステッキの真行草

ステッキの”王道”大曲りステッキの真行草

このタイプのステッキは、オールシーズン、オールマイティに時、場所を選ばず、あらゆる場面に適応します。昔から欧米では、ステッキといえば、このタイプの事を指します。英語では、ウォーキングステッキと呼ばれ、それだけ馴染み深いステッキです。

ステッキの”王道”大曲りステッキの真行草を確認

ステッキの選び方

TPO(時間、場所、場面)に応じたステッキの選び方について、以下のページでご紹介しています。

ステッキの選び方を確認

教えて!!ステッキ

教えて!!ステッキでは、ステッキに関する知っておくと便利な情報についてまとめています。

教えて!!ステッキを確認