古来イギリス写真や映画の映像の様子を通じて、文化からみるステッキの選び方についてご紹介いたします。

文化からみるステッキの選び方

草(そう)使い例

写真は若き日のイギリスエリザベス女王です。持つステッキの長さに注目してください。

若き日のイギリスエリザベス女王

若き日のイギリスエリザベス女王

腰上の長さがあります。王侯、貴族自分の居城廻り、領地庭園内を見回り、散歩に使うステッキ。なぜ長いステッキを使うかと言えば、イギリスの国土はゆるやかな勾配がなだらかな丘が多く、大きな河川もなく、突出した山脈がありません。

その中を小さな小川やクリーク運河が、網の目のようにあり、小さな湿地が多く点在しています。見回り時、こうした小川や湿地を飛び越えたり、またぐ時に便利なのが、長いステッキでした。

ステッキ材は、当初自領内に生えているオーク、ウォールナットなど、自然木が多く使用され、牧童達が持つ杖が原型となっています。このまたぐ行為は、オランダのワイエール・ヤッペンという競技が、後のオリンピック競技の棒高跳びになったと言われています。

この長いステッキの使い方は、2017年に放送されたテレビドラマ(ダウントンアビー)、イギリス貴族社会を描く、ドラマ内でステッキの使い方として参考となるシーンが出てきますので、ご覧いただくのがおすすめです。

牧童達が持つ自然木からの発展

牧童達が持つ自然木からの発展

牧童達が持つ自然木からの発展

イギリス北部は水ハケの悪い泥炭(ピート)があります。これを燃料としてスコッチウイスキーが誕生しました。

真・行(しんぎょう)使い例

チャーチルといえば、帽子、ステッキ、葉巻がトレードマークです。服装は、三つ揃い(真:しん)で装い。ステッキは大曲りです。この姿は、チャーチルのトレードマークとなっています。

この写真は、イギリス首相官邸ダウニング街10番地から国会へ向う1コマです。

イギリス首相官邸ダウニング街10番地から国会へ向うチャーチル

イギリス首相官邸ダウニング街10番地から国会へ向うチャーチル

仕立ての良い三揃いのスーツに、帽子、水玉の蝶ネクタイ、脇を斜めにステッキを突く姿。さすがに決まっていますね。帽子に始まり、鞄(カバン)、靴、時計、万年筆の小物に至るまで、何から何まで一流主義。トラディショナルなお洒落を徹底して貫く姿勢。考えに自然と動作、仕種までも、まとってきます。今でもイギリス紳士の代表と言えるのは、一番自分にとって良いものを求めたからと言えます。

最近、「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」の題で映画が封切りされました。いろいろ学ぶ機会になります。さて、ステッキですが、イギリス紳士といえば、スネークウッドといわれていますが、実はマダガスカルローズウッドがお好みと聞いています。映画の中に出てきたステッキは、握り玉が銀のノブ型で、上品な小振りのステッキでした。

参考情報として、ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男の予告編映像をご紹介いたします。興味ある方はご覧ください。

ステッキの選び方

TPO(時間、場所、場面)に応じたステッキの選び方について、以下のページでご紹介しています。

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教えて!!ステッキ

教えて!!ステッキでは、ステッキに関する知っておくと便利な情報についてまとめています。

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